
シューベルトの作品に『未完成交響曲』と呼ばれているものがあります。交響曲は通常、四楽章構成とされることが多いのに、この作品の完成稿はなぜか二楽章まで。だけどとても美しいので大変な人気があります。
第三楽章の未完成稿は残されているので、これを土台にしてなんとか通常の四楽章ものを完成させようと、後世の人が試みたりもしていますが、あまり成功していない。そのため、一般には二楽章までの未完成版で楽しまれています。
今年のNHK大河ドラマ『八重の桜』も、『未完成交響曲』だったのではないか、と思い始めました。
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