....けど、これが意外におもしろかった。「四谷くんと大塚くん」。夏休みのスペシャルドラマだろう。
二人の天才少年が、ちょっと抜けた刑事と協力しながら、難事件を解決する。一言で言ってしまえば陳腐なようだが、かなりおもしろかった。
「天才少年」が、「自動洗顔機」とか、「水銀を励起・陽子を放出させて金を作り出す」とか、怪しげな発明をしているのは、かなり懐かしい設定。いや、いいぞ。
「1時間で燃え尽きる蚊取り線香を2本使って、’45分’を計る方法」というクイズが出てくる。単なるストーリーの彩りかと思っていたら、これがクライマックスできっちり生かされる。
哀川翔さん演じる刑事が、歯でジュースの栓を抜く。体力はあるけど、頭脳に欠けることを表す演出かと思ったら、きちんとクライマックスの伏線になっている。こういう芸の細かさは好きだ。
野球の中継が延長されていたので、11時半までテレビに釘付けになってしまった。ドラマをほとんど見ない僕としては、こんなことは久しぶりだった。