当初、新島襄の奥さんが主人公、と聞いて、「そんなの大河ドラマのネタになるの?」と思った…けど、いざ視始めてみたら、いや〜、おもしろい!
見所はたくさんあるけど、我が家で一番話題になっているのが、会津藩主・松平容保[かたもり]公。
今後、京都守護職となり、新撰組のボスとして、敵方から「血に飢えた鬼畜」と恐れられるはずの人物。…しかし、ドラマで興味を持って調べてみたら、京都守護職時代には20代の若者。当時の肖像写真も残っているけど、華奢な外見の美青年。妻が読んだ司馬遼太郎の『王城の護衛者』によれば、外見どおりのピュアな若者だったそうだ。
容保公の今後に注目!
興味を持たせてくれたのが、ドラマで容保公を演じている綾野剛さん。
華奢な「なで肩」、憂いを含んだ黒目勝ちな瞳と繊細な演技。普段ドラマなど視ないもので、「この人、何者?」と興味を持った妻が調べたところ、たまたま友人からもらって、まだ視ていなかったDVDに出演していることがわかった。
それは、『勇者ヨシヒコと魔王の城』。超低予算ドラマに、下半身にダンボール製(?)の馬の後ろ足をつけて、これを引きずりながら疾走する『ケンタウロス男』として登場。僕も見せてもらったけど、わずか3分ほどの出演ながら、繊細でおバカな演技で強烈な印象を与えてくれた。この役者さんにも、今後、注目しよう。