
我らが横浜ベイスターズが日本一となった1998年以来、昨年まで12年連続で、自殺者数が年間3万人を超えている日本。
(3万人といえば、横浜スタジアムを満員にする人数、とも言えるし。写真参照)
なかでも、多くの企業の年度末に当たる3月は、自殺者数が多い。んでもって、今月は「いのちを守る自殺対策強化月間」。
内閣府は、最近元気ないな?という人に「眠れてますか?」と声をかけ、専門機関受信を促す「睡眠キャンペーン」を実施中。
内閣府のブレーンには、自殺対策支援センター「ライフリンク」の代表・清水康之さんがついている。さすがに、わかりやすくて有効な方策を立てたものだと思う。
自殺というと、個人的問題というイメージがつきまといますが、「各国、毎年、自殺率がほぼ一定」であることから、「自殺は社会的現象」であることを、既に19世紀後半にデュルケーム(仏1858-1917)が指摘しています。その著書「自殺論」は、社会学の古典。
今の日本は、「毎年3万人を自殺に追い込む社会」と言えるし、今年その3万人の中に自分や家族や友人が入るかもしれない。
他人事ではない。周囲に元気ない人がいたら、「眠れてますか?」と声をかけよう。自分自身、何か思い当たるフシがあったら、周囲に相談しよう。専門機関の門をたたこう。